「子どもたちが独立して家庭を持った時、いつでも揃って遊びに来られる、大きくてしっかりした家をつくりたい」。そんなご主人の思いから、S様の家づくりは始まりました。3世代同居、総勢7人の大家族の暮らしを託す家。それは未来の心の拠り所となる家でもあります。「家族と一緒に家にいるのがとにかく楽しい」とおっしゃるご主人。その明るくにぎやかな暮らしぶりをご紹介します。
道路とは高低差のある土地に建つS様邸。眺望も抜群です。
S様邸が最も賑やかになる週末。「子どもたちが中高生になると部活や受験勉強で忙しくなります。小学生でいるうちは週末は習い事も休みにしてなるべく家族全員で過ごすようにしています」とおっしゃるご主人。マンションにお住まいの頃は、キャンプなど外に出かけることが多かったそうですが「ウッドデッキで寛ぐだけでキャンプしている気分になるので、わざわざ出かけなくても満足できるようになってしまいました」と笑います。
広々としたリビング。週末は家族みんなが揃って、一緒の時間を過ごします
奥様も「家族で7人で外食に出かけると、末の子が 3歳ですし、正直言って大変なんです。今はキッチンが広くなり、娘たちも料理を手伝ってくれるようになったので、家でみんなで料理をつくって、わいわい食べるのが週末の恒例になりました」と喜んでおられます。
奥様が一番こだわったキッチン。壁面のタイルと木製の棚、扉のある食器棚など、見せる収納と見せない収納を分けることで、美しく使いやすくなりました。
子どもたちも料理を手伝い、賑やかに食事の準備。楽しみながらつくって食べる、最高のごちそうです。
「とにかく家にいるのが最高ですね」とおっしゃるのはご主人。間接照明が木の梁を柔らかく照らすリビングの天井がお気に入りだそうで、「見ているだけでテンションが上がります」とも。「家族一緒に家にいる時間がこんなに楽しいとは予想以上でした。これも 1 階全体が間仕切りの無い大空間だったり、広いウッドデッキにすぐ出られるようにしたおかげでしょうね。子どもたちも気に入っているようですし、本当に家族みんなの拠り所となる家になったと思います」と大変満足されています。
一方、奥様が最も感じているのが「空気の質の違い」。4人のお子様がいると毎日の洗濯物も大量になります。「それが家干しですぐ乾いてしまうのには本当に驚きました」。そのせいか家事の効率も良くなり、お子様と一緒に大好きなキッチンで過ごす時間が増えたそう。
「週末はもちろん、いつでも笑い声があふれてますよ」と、充実した毎日の暮らしの様子を語ってくださいました。
間仕切りをなくし、大きな空間を活かしているのは2階も同様です。
ご夫婦の寝室も、お兄ちゃん専用のスペースでもドアはありません(本人は欲しかったそうですが)。女の子3人はホールの共有スペースで仲良く椅子を並べて宿題をしています。もちろん遊ぶ時も一緒。
4人そろってゲームをしたり、ウッドデッキに出てみたり、たまにはそれぞれで本を読んだりすることも。お子様にとっても居場所がたくさんあるのは遊びがいがあるようで、いつお邪魔してものびのびと走り回っています。
ドアはなくして、ベッドは視線を遮られる場所に配置。プライベートとオープンスペースをゆるやかに分けています。
ホールのオープンスペースで3人仲良く並んで宿題をします。
お兄ちゃんには専用スペースを。壁のディスプレイ棚はご主人の DIY 作品。
「これだけ開放的だと、一緒にいる時間が増えて仲良くなるんでしょうね。もちろん、けんかもしますが(笑)」と笑うご主人。新しい家でお子様たちが最も変わったのは、お友達を連れてくるようになったことだといいます。「私も友だちを呼ぶとみんな喜んで、来てくれます。子どもも同じで、嬉しいんでしょう」と、続けておっしゃいます。ご家族みんなが大好きな S 様邸は、人が集まる家でもあるようです。
別々の生活が長かったため、「同居には少し不安があった」とおっしゃる奥様のお母様。実際に暮らし始めると、そんな不安も解消しました。実は奥様もお母様もパートの仕事をお持ちで、お互いに時間を調整してお子様の面倒をみているのです。お母様は「仕事に行ったり孫の相手をしたり庭の散歩をしたりと、思っていた以上に忙しいんですよ」とにっこり。「今では孫と一緒に暮らせて本当に良かったと思っています。娘が良いお婿さんと出会えて、宝くじに当たった以上に幸せですよ」と心から喜んでおられます。
お母様用のスペースも天井のない空間としてゆったりくつろげるようにしました。
奥様が外出中はお母様がお孫さんの面倒をみるなど、三世代一緒だからこそできる幸せな毎日を過ごされています。
奥様のお母様との同居について、迷っていたのはS様のご主人も同じでした。「背中を押してくれたのはナルシマ社長なんですよ」と工務店探しをしていた当時を思い出されます。「何もわからずに始めた家づくりでしたが、設計から建築現場まで、スタッフの方々や職人さんと相談しながら進めていくのが本当に楽しかったんです。完成したときは、ああ、これで終わってしまうのかと残念になるくらい」と笑うご主人。とはいえ、自分で整理棚などを自作してしまうほど DIY 好きということもあり、住みながら色々と変えてみたいこともあるそうです。「定期点検の時に相談したり、住んでからもお世話になってますね(笑)。子どもたちの成長に合わせてどう変えていくかということもありますし、ナルシマさんとは長いお付き合いになりそうです」と10年、20年先を見据えて目を輝かせていらっしゃるご主人でした。
ウッドデッキで寛いでいるだけで、まるでキャンプに来ているような気分に。おしゃれな焚き火台やハンモックはみんなのお気に入りです。
リビングとつながるウッドデッキは明るく、日が落ちてもしばらく楽しめます。