ナルシマさんとの家づくりの打ち合わせに行っては気になっていた、道路に面したガラス張りのお部屋?お店?という感じのかわいい建物。
家完成後もイベントなどでナルシマさんに行くたびに、お店の前にはどんどんおしゃれで可愛い雑貨が増えていって…。
そこが「木のはこ」というワークショップをやっていると知ったのは、お恥ずかしながら最近というひなかあさん。
今回は、初めて木のはこワークショップに参加したレポートをお届けします!
■ 本日つくるのは…!!
「木のはこ」は150年続く材木店「ざいもく屋成島商店」三代目の奥さま、ゆみこさんが主宰している木工ワークショップです。
木工で棚やイス、プランターのような雑貨を作ったり、作ったプランターに多肉植物の寄せ植えをしたりすることもあります。
また季節のリース、ドライフラワーを作ったりと、木工のDIYにプラスしてグリーンやドライフラワーも楽しめるのが、「木のはこ」の魅力です。
本日作るのは「グリーンスワッグ」です。
感染防止対策も万全。
自宅で検温もしてきましたが、入口でも非接触体温計で検温をしていただき、その後アルコール消毒をしっかりしてから、全員マスク着用でお部屋に入ります。
お部屋ではソーシャルディスタンスを保って並べられたテーブルの上に、すでに材料が用意されています。
ところで…マスク越しでも分かるほど、このお部屋はすごくいい香りがしています。
「アロマでも焚いているんですか?」とお聞きすると、「今日の材料のブルーアイスというヒバの香りですよ」と教えてくださいました。
確かにこの枝や葉っぱ、すごくいい香り!それだけではなくお部屋に木がふんだん使われているのも理由かも。
この回の参加者は限定4名。
全員そろったところで、早速主宰のゆみこさんから説明が始まります。
■ How to make
「今日のグリーンスワッグは、材料の枝を束ねて作るナチュラルなスワッグです。初めての方が自由に束ねただけでも、ちゃんと形になるので大丈夫ですよ」とやさしいお言葉。
すこし緊張していた参加者の空気も、一気に軽くなります。
★材料
ブルーアイス(いちばんたくさんある枝)、ユーカリポポラス(丸い葉っぱのもの)、セージ(いちばん小さなハーブ)
★作り方
① 大きさを決めたら、基本となるブルーアイスをカットする
② ①にブルーアイスやユーカリポポラスの枝を重ねていく
※そのときに①で基本としたブルーアイスからはみ出ない大きさになるようにする
③ ポイントとしてセージを載せ、立体感を出す
④ 輪ゴムで止めて、隠すように布リボンを結ぶ
分からなかったり、迷ったりしたときにはすぐにゆみこさんやアシスタントの相澤さんにアドバイスを求められるので、安心です。
なによりも「あら、素敵!」「この部分、かわいいですね~」と褒めてくれるのがたまりません。
大人になって褒められることってなかなかないですけれど、こうやって試行錯誤した作品を笑顔で褒められると素直に嬉しいもの。
自然にみんな笑顔になる、あたたかい「木のはこ」マジックです。
スワッグづくりが早く終わって、こんなふうに余った材料でリースを作っている方も!
器用ですね~
■ かんせ~い!
↑みんな同じ材料を使っているはずなのに…個性が出て面白いですね。
他の参加者の方にすこしお話を聞いてみました。
Q:どうして今回「木のはこ」に参加されたのですか?
A:近所に住んでいて前から何をやっているのか気になっていたんです。それでホームページをチェックしたら、こんなことやっているんだって分かって。自分でもこういうものづくりをちょこちょこやっていたので、嬉しかったです。
Q:今回作ったものはどうしたいですか?
A:玄関に飾りたいなと思います。匂いの気になる玄関もいい香りになりそう!
ここでゆみこさんから耳より情報が。
「ブルーアイスのグリーンや香りを保ちたい場合は、1日1回きりふきで水分を与えてあげると、結構長持ちしますよ」
「それから赤い実やリボン、松ぼっくりなんかを足すだけで、クリスマスっぽくなります」
来月は松ぼっくりオーナメントの作成(申込は終了)と聞いて、みんな興味津々。さっそく予約されている方もいらっしゃいましたが、常連さんになる気持ちがひなかあさんもよ~く分かりました!
■ 木のはこ主宰の想い
今回は感染症対策もあり、30分ほどでワークショップは終了しました。
みなさんがお帰りになったあと、主宰のゆみこさんにお話をお伺いしました。
Q:「木のはこ」を始めたきっかけは?
A:4年ほど前にこれまでの材木店のショールームとして新しく建て替えたのがきっかけです。材木店は一般の人の出入りがないので、もっと身近に感じて欲しいなと思って、始めたんです。
Q:もともと木工を専攻したりしていたんですか?
A:いえいえ、材木店に嫁いできてからなんですよ。自己流でDIYをやったり。
私はもともとインテリアが好きで部屋に合うものを考えたり、寄せ植えや植物も好きだったんです。
アンティーク家具も好きなので、「木のはこ」にはそういうところが生かされているのかもしれませんね。
Q:だからセンスがいいんですね。あとはどんなものが好きですか?
A:私、木の色変わりが大好きなんです。無垢が時間を経ると、古くなって劣化するのではなく経年美化するんです。
木の色の良さ、それから使い込むほどに手に馴染んでいく木肌、使い続けてできたキズも含めて古くなっていったものに漂う雰囲気…。
そういう木の奥深い魅力を、もっともっとお伝えしたいです。
Q:「木のはこ」の今後の展開、これからしたいことはなんですか?
A:もっと開催回数を増やして、たくさんの人に知ってもらいたいなと思っています。
毎月のファインプレイスでお知らせするほかにも、Instagram(https://www.instagram.com/kinohakozaimoku/)やLineで情報発信をしているので、ぜひご覧いただきたいです。
■ 帰り道…
さて、作らせていただいたスワッグを助手席にやさしく置いて、帰路へ。
…と。
車の中なのになんだか森の中にいるみたい。
なぜでしょうか。
実はこの日はとてもいいお天気で、フロントガラスから差し込むおひさまでスワッグがあたためられて、ふわっとブルーアイスの枝や葉から香りがたちのぼっていたんです。
まるで森林浴気分のドライブとなりました。
↑ 飾り方ひとつで全然印象が変わるのも素敵!
■ おわりに
今回、主宰のゆみこさんに「木のはこ」への思いをお聞きして、本当に「木」が大好きで、その良さをたくさんの人にお伝えしたい!という熱い気持ちが伝わってきました。
毎回違ったテーマを考えるのは大変だと思うのですが、それでも普段「木」に接する機会のない私たちのような女性やお子さんが楽しめるようにと一生懸命考えてくださっているのが分かります。
ぜひぴんと来た回があったら、迷わず参加してみてくださいね!
最新情報はこちらから。
◆ナルシマイベント情報→https://www.narushimanoie.com/info/event/
◆「木のはこ」Instagram→https://www.instagram.com/kinohakozaimoku/